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新規事業開発

新規事業開発はなぜ「しんどい」のか? プロセスや必要スキルから紐解く

新規事業開発はなぜ「しんどい」のか? プロセスや必要スキルから紐解く

目次

新規事業開発は、多くのビジネスパーソンが挑戦したいと考える一方で、「しんどい」と感じる要素も多い分野です。「しんどさ」はどこから来るのか、どのように克服するかに焦点を当てます。新規事業を成功させるには、アイデア出しからビジネスモデルの構築、チームビルディングに至るまでの多くのステップが必要です。

しかし、その「しんどさ」を乗り越えた先には、計り知れないほどのやりがいと成果が待っています。この記事では、新規事業開発のしんどいプロセスと必要なスキルや克服方法を解説し、成功するための具体的な手法や参考になる書籍も併せてご紹介します。

新規事業開発のプロセスがしんどい

多くの人々が感じる「しんどさ」にはまず、その過程の難しさが挙げられます。アイデアの検証からプロトタイプ作成、ビジネスモデルの設計がまず必要で、その過程に必要なのはチームビルディングです。各フェーズにおいて多くのエネルギーとスキルが求められるため、とくに若手のビジネスパーソンにとって、新規事業開発のプロセスは未知数で、頭の中で描いた理想と現実のギャップに驚くことも多いことと思います。

新規事業開発の各フェーズがなぜ「しんどい」とされるのか、その背景と克服策に焦点を当てながら、一つひとつのステップにどのような困難があるか見ていきます。

アイデア出しと検証

アイディアは新規事業開発の起点となりますが、そのアイディアがどれだけ優れていても、市場で受け入れられなければ意味がありません。アイディアの検証は必要不可欠で、顧客インタビューや市場調査、さらにプロトタイプを使ってテストを行うこともしばしば。多大な手間暇と時間がかかります。このプロセスで多くのアイデアがボツとなり、それだけでエネルギーを消耗することも、往々にしてあります。

プロトタイプとテスト

検証されたアイディアを元にプロトタイプを作ります。このプロセスもまた、一筋縄ではいかない場合が多いです。テクノロジー系の新規事業では技術的なハードルが高く、何度も修正を繰り返すことが一般的です。完成したプロトタイプが市場でどう評価されるかをテストするフェーズもあり、結果次第で大幅な方向転換が必要になることも多々あります。

ビジネスモデルと戦略

アイディアとプロトタイプが確定したら、次はビジネスモデルと戦略を本格的に考えます。収益をどう上げるか、競合とどう差別化するか、どの市場に参入するかなど、多くの要素を総合的・網羅的に考える必要があります。このフェーズは、後のフェーズを展開していく際の基盤となるため、成功のカギとなります。その分、プレッシャーも大きいと言えます。

チームビルディングとリーダーシップ

新規事業を推進していくには、適切なメンバーでチームを作り、プロジェクトを推めていく能力が求められます。多くのスキルや専門性が要る新規事業開発は、一人ひとりがチームで果たす役割が重要で、存分に能力を発揮してもらう必要があります。そのためにも適切なメンバーを選び、マネージするリーダーシップスキルが必須です。どれだけ優れた事業アイディアや戦略があっても、適切なリーダーシップなしに実行に移すことはできません。

新規事業開発で求められるスキルがしんどい

新規事業開発には多面的なスキルが求められます。多くの若手ビジネスパーソンが感じる「しんどさ」は、これらのスキルが相互に関連しているからかもしれません。このような多様なスキルを常に求められ、磨くプロセスが、新規事業開発の「しんどさ」の一つでもあります。

しかし、この「しんどさ」は必ずしもネガティブなことだけではありません。これらのスキルと向き合うことで、自分自身の成長やビジネスの成功につながります。どのように効率よく磨いていけるのか、具体的なフレームワークやメソッドも交えて解説します。

クリティカルシンキング

新規事業を成功させるには、まずその事業の妥当性や可能性、リスクを冷静に分析する必要があります。これにはクリティカルシンキングが必要です。偏見や先入観にとらわれず、論理的に考える力が求められます。

  • メソッド例:SWOT分析(Strengths・Weaknesses・Opportunities・Threats)
    アイデアやプロジェクトの長所・短所・機会・脅威を分析し、冷静な視点でビジネスを評価します。

クリエイティビティ

新しい価値を生み出すためにはクリエイティビティも必要です。既存の枠を超え、新たなアイデアや解決策を思いつく力は、ビジネスが成功するか否かを左右する場合も多いです。

  • メソッド例:ブレインストーミング、マインドマッピング
    アイデアの発散と整理に役立ちます。制限を設けずに思いつく限りのアイデアを出し、その後で関連性や妥当性を考えます。

コミュニケーション・ネゴシエーション

アイデアやビジネスモデルが優れていても、それを上手く伝えられなければ意味がありません。社内外のステークホルダーと効果的にコミュニケーションを取る能力、さらには条件を成立させるネゴシエーションスキルも重要です。

  • メソッド例:アクティブ・リスニング、BATNA(最良の代替案)
    アクティブ・リスニングで相手の話をしっかりと理解し、BATNA(Best Alternative To a Negotiated Agreement)を設定し、常に最善策を模索し、効果的にネゴシエーションを行います。

プロジェクトマネジメント・リスクマネジメント

計画から実行、検証に至るまでの一連のフローを管理するプロジェクトマネジメントスキル、未然にリスクを防ぐリスクマネジメントの能力は、新規事業の成功に欠かせません。どこまでリスクを取れるかの早い段階での判断は、不足の事態が起こった際の撤退の判断にも関わってきます。

  • メソッド例:ガントチャート、リスクマトリックス
    ガントチャートでプロジェクトのスケジュールとタスクを明確化し、リスクマトリックスでリスクの重大性と発生確率を評価します。

デザイン思考・リーンスタートアップ

近年注目されるデザイン思考やリーンスタートアップのメソッドも、新規事業開発に効果的です。顧客の反応をもとに無駄なく迅速に試行錯誤を行うアプローチで、事業開発のスピードと精度を上げられる手法です。

  • メソッド例:5W1H、MVP(最小限の実用製品)、Build-Measure-Learn(構築-計測-学習)のフィードバックループ
    5W1Hで問題を明確にし、MVPを用いて素早くプロトタイプを作り、Build-Measure-Learnのサイクルで顧客の反応をもとに迅速なフィードバックと改善を行います。

新規事業開発のしんどさとやりがい

新規事業開発は、多くの人が夢見るものの敬遠する領域の一つであり、その理由ははっきりしています。そのプロセスが「しんどい」ためです。アイデアの検証、資金調達、プロトタイピング、マーケティングといった多岐にわたる課題が絶えず待ち受けています。

しかし、しんどいことがわかっていながらも多くの人々を引きつけるのは、そこにある「やりがい」です。自分のアイディアが具現化され、社会に新しい価値を提供する瞬間は、すべての努力と苦労が報われる瞬間でもあります。この過程での失敗と挫折は、スキルアップとキャリアアップの貴重な糧となります。

自分のアイデアが形になることもある

新規事業開発のプロセスは、マーケット調査・資金調達・プロトタイピングといった多くのステップから成り立っています。この道のりはしんどいものが多いですが、その先には自分のアイデアが現実のものとなる瞬間が待っています。この一瞬のために、多くの起業家やビジネスパーソンが努力し、情熱を注ぎます。アイディアが形になった時の達成感は、これまでのしんどさを一瞬で吹き飛ばすほどのものです。

社会的なインパクトを生み出すこともある

新規事業が成功すれば、社会に何らかの形で貢献します。未解決の問題に対する解決策を提供したり、新しい雇用を生み出すなど、社会的なインパクトを生むことは非常にやりがいがあります。多くの人々がその恩恵を受け、あなた自身の手でそのような変化を起こせた実感は、計り知れない喜びと自己成長をもたらします。

失敗や挫折を乗り越えた先にスキルアップ&キャリアアップできる

新規事業開発には失敗がつきものです。しかし、失敗や挫折を乗り越えることで、個々のスキルが向上し、キャリアが加速することも多々あります。たとえば、失敗から学んだことは、次に活かせる貴重な教訓となりますし、挫折を乗り越えた経験は、リーダーシップスキルやメンタルの強化をもたらすこともあります。

新規事業開発の「しんどさ」は、長い目で見れば、自分自身の成長とキャリアに貢献するステップとなり得るのです。

新規事業開発に役立つおすすめ書籍

新規事業開発に特化した、信頼性と実用性に優れた書籍を紹介します。それぞれアイデアの検証から資金調達、プロダクト開発、マーケティング戦略まで、新規事業開発の各フェーズで役立つ知見やツールがまとまったロングセラーです。

1.『リーン・スタートアップ』エリック・リース

無駄な時間やリソースを使わずに、より効果的な製品開発を行いたい方におすすめの1冊です。シリコンバレー発の新しいマネジメント手法「リーン・スタートアップ」に焦点を当てており、注目すべき点は「構築―計測―学習」というフィードバックループです。この方法論は企業や個人が持つ仮説を最小限の製品(MVP)で速やかに検証し、結果に基づいて次の行動を決定するプロセスを提示しています。

この手法の本質は、不確実性が高く、先の見えない状況で価値をどう生み出していくかという点にあります。新規事業は計画だけではうまくいきません。プロジェクトを進めるなかで柔軟性を発揮し、状況に応じて進路を変え、失敗を価値ある学びへと変え、ビジネスを成功に導くかを説いています。新しいことを始めるすべての方に学びのあるガイドとなるでしょう。

2.『新規事業の実践論』麻生要一

この書籍はリクルートの元新規事業開発室長が5000の事業を支援し、多数の成功と失敗を経験を経て編み出した「超具体的方法論」を公開しています。新規事業の成功確率を高めるための実践的なテクニックや戦略を紹介しながら、「初期のチーム人数は2人が最強、4人以上は避けろ」や「サービスのリリース直後にマーケティングはするな」といった具体的なアドバイスも盛り込まれています。

新規事業開発に必要な全ステージと、それに対応する具体的な戦略や方法が網羅されており、全職種の人々が知っておきたい新規事業推進のノウハウが詰まっています。多岐にわたる業種の経験を経て得られた暗黙知が体系化されている本書は、新規事業を手がけるすべての方に必読の書とも言えます。

3.『カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方』渡辺政之(監修)

新規事業のアイデアやビジョンはあっても、どう具体的な計画に落としこみ、どう戦略を組むかのプロセスは複雑です。この本は、そんな新規事業開発のプロセスをわかりやすく解説しています。マンガを使って事業計画の基本から、アイデアの具体化、ビジネスモデルの作成、収益化の方法まで、幅広く網羅しているので、新規事業のイメージをつかむ最初の1冊としておすすめです。

実用的なレイアウトで、マンガでイメージを掴んだ後に解説ページで詳細を理解できるので、多くの人が新規事業開発のプロセスについて学べます。ダウンロードできる書式もあるため、読み終わった後にすぐにでも自分自身の事業計画を立て始められます。

しんどい新規事業開発、UX Design Labがサポートします

新規事業開発は多くの挑戦と困難を伴いますが、それをサポートするサービス「UX Design Lab」があります。UXデザインとマーケティングの手法をかけ合わせ、ユーザー・市場の両面から課題抽出・施策立案等を実施。多方面でしんどさを伴う新規事業の立ち上げについても、お客様やサービスのご状況に合わせて適切なソリューションを最適な形でご提案し、事業の成功までトータルでサポートいたします。

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記事を書いた人 UX Design Lab編集部
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